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【タイ】学校と娯楽施設、政府方針で一斉閉鎖を開始[社会](2020/03/19)

タイ政府が18日から2週間にわたって、全国の学校・大学とバンコク首都圏の映画館などの娯楽施設やスポーツ施設の閉鎖を命じたことを受け、各施設・機関が同日一斉に閉鎖した。

今月31日まで閉鎖されるメジャー・シネプレックスの映画館=18日、タイ・バンコク(NNA撮影)

今月31日まで閉鎖されるメジャー・シネプレックスの映画館=18日、タイ・バンコク(NNA撮影)

複合映画館(シネマコンプレックス)最大手メジャー・シネプレックス・グループは17日、バンコク首都圏だけでなく、全国の映画館を今月31日まで閉鎖して大規模な消毒を実施すると発表した。メジャーは2019年末時点で、国内で162カ所(スクリーン数773、座席数17万5,548席)、海外で8カ所(スクリーン数39、座席数8,426席)の映画館を運営。国内の全映画館の閉鎖は業績に影響が出るとした。タイ証券取引所(SET)のメインボードに上場するメジャーは、17日の株価が前日比11.25%下落し、過去9年間で最低を記録した。

また格安フィットネスクラブ「ジェッツ24アワー・フィットネス」を展開するオーストラリア系のフィットネス・アンド・ライフスタイル・グループ(タイランド)は、バンコク首都圏の施設を今月31日まで閉鎖すると発表。会費の18~31日の分は差し引くとしている。

スパを運営するサイアム・ウェルネス・グループは18日、バンコクにある33カ所のマッサージ店を今月31日まで閉鎖すると発表した。

学校・大学は公立・私立を問わず、塾を含めて全ての機関が閉鎖となった。私立学校「シンガポール・インターナショナル・スクール・オブ・バンコク(SISB)」を経営するSISBは、全国5カ所の学校を18日から閉鎖。閉鎖期間は「通知があるまで」としている。また5カ所の学校でいずれも新型肺炎の感染者は確認されていないと報告した。

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