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【タイ】ヤマハ、首都北郊にロボティクス拠点開設[製造](2020/03/16)

ヤマハ発動機がナワナコン工業団地内に開設したロボティクス事業のショールーム=タイ・パトゥムタニ県(同社提供)

ヤマハ発動機がナワナコン工業団地内に開設したロボティクス事業のショールーム=タイ・パトゥムタニ県(同社提供)

ヤマハ発動機は13日、ロボティクス事業の東南アジアにおける事業拡大を目的に、タイの首都バンコク北郊パトゥムタニ県ナワナコン工業団地に事務所とショールームを新設したと発表した。東南アジアの統括拠点とし、域内でロボティクス事業の拡大を図る。

ヤマハ発動機の広報担当者によると、同社のタイ法人タイ・ヤマハ・モーター(TYM)が手掛けてきたロボティクス事業の体制を、ナワナコン工業団地で半導体製造装置の開発・製造・販売を手掛けるシンカワ(タイランド)およびシンカワ・マニュファクチャリング・アジアの事業所の一角に移した。両社は、ヤマハ発動機の子会社ヤマハモーターロボティクスホールディングス(YMRH、東京都港区)のグループ会社。

併せて、表面実装機(サーフェスマウンター)や産業用ロボット、半導体製造装置を展示するショールームを開設した。新規・既存ユーザー向けのセミナーやトレーニング施設も確保している。

東南アジアでは、自動車や自動車部品メーカーに加え、携帯電話といった民生、産業系、半導体の各メーカーから底堅い設備需要があるという。

ヤマハ発動機の2019年12月期の連結売上高は1兆6,648億円。このうちロボティクス事業の売上高は756億円で、売上高比率は4.5%だった。

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