【インド】マヒンドラがアフリカに注力、現地で組立も[車両](2020/03/11)
インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)が、アフリカ市場で一段の浸透を図っている。9日には、ケニア国内で組み立てたピックアップトラックをお披露目した。背景には、海外事業を拡大させ、国内市場の失速によるリスクを低減したいとの思惑がある。エコノミック・タイムズ(電子版)などが伝えた。
ケニアでの組み立ては、現地の提携先で自動車販売を手掛けるシンバ・コーポレーションが担っている。マヒンドラには、ケニアで組み立てた製品を隣接するタンザニアとウガンダに輸出する計画もあるようだ。3カ国には、ともに左側通行という共通点がある。
マヒンドラが国内での組み立てに踏み切った背景には、雇用創出を目的に自動車分野で投資誘致を進めるケニア政府の方針もある。