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【インドネシア】国営ガスとトラック協会、LNG利用で協力[運輸](2020/03/10)

国営ガスPGNは、インドネシア・トラック事業者協会(APTRINDO)と輸送トラックの液化天然ガス(LNG)利用に関する協力覚書を締結した(PGN提供)

国営ガスPGNは、インドネシア・トラック事業者協会(APTRINDO)と輸送トラックの液化天然ガス(LNG)利用に関する協力覚書を締結した(PGN提供)

インドネシアの国営ガスPGNは6日、液化天然ガス(LNG)を燃料とする輸送トラックの利用を促進する協力覚書をインドネシア・トラック事業者協会(APTRINDO)と締結した。石油燃料の輸入削減による石油ガス分野の貿易赤字縮小も狙う。

協力事業では、PGNが子会社のガガス・エネルギー・インドネシアを通じてジャワ島内の幹線道路沿いにガス燃料スタンドの設置を進める。APTRINDOは加盟企業にLNGトラックへの転換を促す。パイロットプロジェクトとして、約100万米ドル(約1億200万円)を投資する。

APTRINDOのグミラン会長は「輸送トラックの台数は年々増加しているため、石油燃料の輸入や補助金の拡大が懸念される。年間1万台の輸送トラックをLNG車に転換できれば、1日当たりのLNG供給量は185億BTU(英熱量単位)に達する見込みだ」と述べた。

ディーゼル車とLNG車では、エンジン性能に大差はないが、LNG車の方が音が静かだ。燃料タンクもLNGの容量は最大で450リットルと大容量なので1回の補給で1,000キロメートルを走行できる利点もある。

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