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【マレーシア】ニッコン、ハラル物流子会社を売却[運輸](2020/03/20)

ニッコンホールディングスは18日、ハラル(イスラム教徒の戒律で許されたもの)食品・製品の物流サービスを手掛ける子会社、N&Aハラルロジスティクス(東京都中央区)の保有全株式を売却したと発表した。マレーシア企業との合弁で2017年に設立したが、輸送や保管の業務量が当初計画ほど見込めなかった。

同日付で、輸入食品卸売事業を展開する八基通商(東京都千代田区)への売却手続きを完了した。売却額は非公表。ニッコンの広報担当者はNNAに対し、「当社グループ全体の中長期計画で相乗効果を検討した結果、事業の発展性が見込めないと判断した」と説明。また、「日本国内で事業展開をしてきたが、輸送や保管における業務量が思うほど伸びなかった」と述べた。

N&Aは17年10月に設立。出資比率はニッコンが80%、マレーシア同業のAトランスグローバルロジスティクスが20%だった。18年2月に日本アジアハラル協会(NAHA)からハラル認証を取得し、ハラル食品や製品の保管、輸送、梱包、仕分けなどの物流サービスを主に日本国内で提供してきた。

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