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【香港】マカオの2月カジノ収入9割減、休業響く[観光](2020/03/03)

マカオ政府賭博監査・調整局は1日、2月のカジノ総収入が前年同月比87.8%減の31億400万マカオパタカ(約417億6,300万円)だったと発表した。2日付信報などによると、金額は2005年2月以降で最低となった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月5日から半月間にわたってカジノ施設を臨時休業としたことが響いた。

前年割れは5カ月連続。前月比でも86.0%減少した。1~2月の累計は前年同期比49.9%減の252億2,900万パタカとなった。

カジノ総収入を営業が可能だった14日間で割ると、1日当たり約2億2,000万パタカとなる。信報によると、米金融大手JPモルガン・チェースは、マカオ政府が新型コロナウイルスの感染防止策を強化すれば、この金額は今後一層減る可能性があると指摘。3月のカジノ総収入については、前年同月比約7割減の約77億5,000万パタカに落ち込むと予測した。

米カジノ運営大手ウィン・リゾーツのマカオ子会社、永利澳門(ウィン・マカオ)は新型コロナウイルスによる経営への影響について「現時点で見通すのは困難だ」と説明した。

政府トップの賀一誠行政長官は2月4日の記者会見で、マカオのカジノ施設41カ所の営業を同5日から15日間停止すると発表。20日から営業再開を認めたものの、2日付明報によると、再開に踏み切ったのは29施設で、客足は戻っていなかった。

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