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【香港】20年成長率、新型肺炎流行ならマイナス4%[経済](2020/01/29)

フランスの投資銀、ナティクシスの呉卓殷アジア太平洋地区エコノミストは、新型コロナウイルスによる肺炎が大流行した場合、香港の2020年の経済成長率がマイナス4%に落ち込む可能性があるとの予測を示した。24日付香港文匯報が伝えた。

第1四半期(1~3月)の成長率はマイナス7%になると予測した。低迷する小売業界にも追い打ちをかけ、小売売上高は前年比で30~35%減少するとみている。失業率は、新型肺炎の影響が小売り、飲食、建設の3業種にとどまったとしても5~6%まで上昇するとの予想を立てた。

新型肺炎の感染拡大を封じ込めることができれば、今年の成長率はマイナス2%の減速にとどまるとした。

新型肺炎の中国経済への影響については、「安定成長の流れは変わらない」と指摘。中小企業に波及した場合には、中国人民銀行(中国の中央銀行)が預金準備率をさらに引き下げ実体経済の下支えに乗り出すとみている。

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