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【台湾】選挙後の蔡総統支持率、57%=民意基金会[政治](2020/01/22)

台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会が20日発表した世論調査によると、11日の総統選で再選を果たした蔡英文総統の施政方針に対する支持率は56.7%に上った。不支持の27.1%を約30ポイント上回った。

民意基金会は毎月、総統の支持率を発表している。蔡総統の支持率は19年12月の前回調査から7.4ポイント上昇。不支持は11.2ポイント下がった。

蔡総統の支持率は、17~18年におおむね不支持が支持を上回っていたが、19年10月以降は支持率が大きく高まっている。「逃亡犯条例」改正案に端を発した香港での反中気運の高まりが、中国と敵対関係にある蔡総統の支持率を押し上げているとみられる。

今回の調査では中台関係に関する市民の見解も調査。「台湾と大陸は一つの中国に属する」との質問には、80.1%が「反対」と回答。19年1月の調査からは11.8ポイント上昇した。「賛成」との回答は10.8%にとどまり、19年1月から13.2ポイント下落した。

蔡総統は「一つの中国」原則に基づく「1992年合意」「一国二制度」による台湾統一を受け入れない方針を取っている。今回の調査では同方針について、61.6%が「支持する」と回答。23.9%が「支持しない」と答えた。

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