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【マレーシア】19年投資認可額は前年超え見込み、MIDA[経済](2020/01/14)

マレーシア貿易産業省傘下のマレーシア投資開発庁(MIDA)は、2019年の投資認可額が前年の2,044億リンギ(約5兆5,130億円)を上回る見込みだと明らかにした。米中貿易摩擦で、中国から生産施設を移管した企業の投資が前年超えに貢献したという。13日付マレーシアン・リザーブが伝えた。

MIDAのアルハム・アブドゥル・ラーマン副最高経営責任者(CEO)は、19年1~9月実績の1,490億リンギに、10~12月の速報値を加えれば、18年実績を上回ると指摘した。投資認可額の詳細には触れなかった。

同副CEOは、20年の投資認可額は緩やかに成長するとの見通しを示した。

MIDAによると、18年の投資認可額の内訳は、海外直接投資(FDI)が801億リンギで全体の39%を占め、国内投資は1,242億リンギだった。19年1~9月はFDIが663億リンギと、全体の44%を占める。国別では、米国が122億リンギで最大、中国が68億リンギで続いた。

MIDAはこのほど、日本や中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの高付加価値産業の投資誘致に向け、シンガポール系銀行UOBマレーシアと覚書を締結。地場企業への技術移転や熟練労働者の育成に寄与する投資の誘致を強化する。

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