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【台湾】三菱商事と新光合繊、タイ新光の生産拡大[化学](2020/01/09)

三菱商事の萩原剛常務執行役員(左)は、タイ新光工業の第三者割当増資を引き受けることで新光合成繊維の呉東昇董事長と契約を締結した=7日(新光合成繊維提供)

三菱商事の萩原剛常務執行役員(左)は、タイ新光工業の第三者割当増資を引き受けることで新光合成繊維の呉東昇董事長と契約を締結した=7日(新光合成繊維提供)

三菱商事は8日、台湾の化学繊維大手、新光合成繊維(新光合繊)のタイ子会社タイ・シンコン・インダストリー(タイ新光工業)の第三者割当増資を引き受けると発表した。出資比率を従来の3.85%から34%へと引き上げる。新光合繊と共同でタイ新光工業の新工場を建設し、生産拡大を進める。

三菱商事と新光合繊は7日、タイ新光工業への第三者割当増資に関する契約を締結した。増資は3月の完了を見込む。三菱商事は今後、タイ新光工業に経営幹部1人を派遣して、事業経営に参画する。

タイ新光工業は新工場を建設する。2021年をめどに完工し、生産を開始する計画。新工場ではPET樹脂とリサイクルPET樹脂を生産し、年産能力は20万トン。既存工場の生産ラインを合わせると、タイ新光工業の年産能力は37万5,000トンに拡大する見通し。

三菱商事によると、世界的に環境意識が高まる中、リサイクル性の高いPET樹脂やリサイクルPET樹脂の市場ニーズが高いとみて、タイ新光工業の生産拡大に合意した。

新光合繊によると、新工場建設の投資額は約24億タイバーツ(約85億8,900万円)。

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