【カンボジア】カンボジア航空など2社、中国路線を新設[運輸](2019/12/26)
カンボジアの新興航空会社カンボジア・エアウェイズと、中国の景成集団がカンボジアを拠点に運営するJCインターナショナル航空の2社は、首都プノンペンと中国を結ぶ路線を新設する。増加する中国人旅行者の需要を取り込む。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
カンボジア・エアウェイズはあす27日にプノンペン―広東省深セン市線、来年1月2日にプノンペン―四川省成都市線に就航する。同社は声明で、「新路線の開設によって、3都市間の旅行を容易にし、利用者にさらなる選択肢を与える」としている。
一方のJCインターナショナル航空は、今月29日にプノンペン―貴州省貴陽市線を就航する。
カンボジアと中国を結ぶ直行便の数は急増している。カンボジア民間航空局(SSCA)によると、国内の主要3空港(プノンペン、南部シアヌークビル、北西部シエムレアプ)を発着する中国便は週約500本。中国系14社を含む19社が、プノンペン、シエムレアプ両都市と中国の23都市、シアヌークビルと同国の15都市を結んでいる。
カンボジア観光省によると、1~10月にカンボジアを訪れた中国人旅行者数は、前年同期比24.4%増の200万人以上に伸長した。同期の外国人旅行者全体の38%を占めた。
同省は年間の中国人旅行者数を、2020年までに300万人、25年までに500万人、30年までに800万人に引き上げる方針を示している。