【インドネシア】首都LRT、商業運転後の乗客伸び悩み[運輸](2019/12/27)
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インドネシアの首都ジャカルタの北部と東部を結ぶジャカルタ軽量軌道交通(LRT)を運営するLRTジャカルタは、商業運転を開始した1日から17日までの乗客数がのべ7万4,187人だったと明らかにした。無料で開放した試運転の期間中に比べて、約4割減少している。
LRTジャカルタによると、商業運転開始後1週目(1~7日)の乗客数は3万1,433人、2週目(8~14日)は2万9,673人、3週目(15~17日)は1万3,081人だった。17日間の乗客数のうち、南端の始発駅ベロドローム駅からの利用客が3万596人と、全体の約4割を占めた。
LRTの運賃は一律5,000ルピア(約40円)。LRTジャカルタは、乗客数の減少理由については明らかにしていないが、将来的に非運賃収入の割合を全体の6割まで引き上げる目標を掲げている。
達成に向けた戦略の一つが、駅構内で営業する入居テナントの誘致だ。
全6駅で合計51カ所の入居テナントを募集している。LRTジャカルタの関係者はNNAに対し、コーヒーの自動販売機や携帯電話の充電スポットなど小規模の賃貸スペースに21の業者が入居を決めたと説明した。この他にも35社が選抜候補に入っているという。