【カンボジア】日通、首都郊外で多機能倉庫を開設[運輸](2019/12/24)

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日本通運がプノンペン郊外で開所した多機能倉庫(同社提供)

日本通運がプノンペン郊外で開所した多機能倉庫(同社提供)

日本通運は23日、カンボジアの首都プノンペン郊外に多機能倉庫「プノンペンロジスティクスセンター」を開所した。これまで活用していた貸倉庫から、面積を約2倍に拡張した自社倉庫を開設。倉庫にはドライポート(載せ替えターミナル)機能を備えたほか、冷蔵・冷凍商品にも対応する。経済成長に伴い物流が増えるカンボジアで、多様なニーズに対応していく。

プノンペン経済特区(SEZ)に開所した。日系物流会社がカンボジアで自社倉庫を設けるのは初めて。敷地面積は4万平方メートルで、倉庫の面積は4,620平方メートル。冷凍(150平方メートル)、冷蔵(150平方メートル)、定温(1,062平方メートル)の3温度帯に対応する。従業員は約15人。主要設備として、高床ホームや両面接車バースを設けたほか、24時間の警備をつけた。倉庫の投資額は非公表。

航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流(ジャストインタイム納品)のほか、クロスボーダートラック輸送や空調施設を利用した保管・配送など、多様化する顧客の要望に応えていく。

日通は、2013年11月に現地子会社カンボジア日本通運を設立。これまではプノンペンSEZ内で、ドライポート運営会社と賃貸契約した貸倉庫(面積約2,400平方メートル)を活用し、主に定温のみに対応してきた。

カンボジア日本通運の担当者によると、経済成長に伴う中間所得層の増加によって消費市場の拡大が見込まれ、タイやベトナムからの輸入が増加すると判断した。プノンペンSEZは国内唯一の深海港であるシアヌークビル自治港(PAS)に続く国道4号線上にあり、地理的にも優位性がある。

倉庫の利用は約9割が日系企業で、主にアパレルが中心となる。最近では日系以外にも、消費財を扱う企業からの引き合いが増えているという。今年の取扱量は、前年比15%増の見通しだ。

地元紙によると、PASの1~9月の貨物の取扱量は、前年同期比18%増。衣料品や農作物の取扱量が急伸しており、来年は70万TEU(20フィートコンテナ換算)を超えると予想されている。

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