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【タイ】11月の産業景況感92.3、6カ月ぶりに上昇[経済](2019/12/19)

タイ工業連盟(FTI)は18日、2019年11月の産業景況感指数(TISI、100以上が好感)が92.3だったと発表した。前月から1.1ポイント上昇し、6カ月ぶりに伸びた。FTIは、12月は各社の稼働日が減るために前倒しの生産をしていることなどが要因としている。

景況感指数を業種別に見ると、45業種中25業種が上昇した。このうち自動車は124.6から122.7、自動車部品は122.7から120.6となり、それぞれ6カ月連続、5カ月連続で落ち込んだ。景況感指数の目安となる100以上となったのは14業種で、前月から2業種減った。

企業の規模別では、大企業が1.9ポイント上昇の110.9で、3カ月連続の上昇。中堅企業は2.5ポイント上昇して89.9、小規模企業は0.5ポイント下落し74.8となった。中堅企業は6カ月ぶりに上昇、小規模企業は8カ月連続の下落。

企業の業態別では、輸出型企業が1.5ポイント上昇の99.6、輸出比率50%未満の内需型企業は0.9ポイント上昇の90.3となった。輸出型企業は2カ月連続の上昇、内需型企業は6カ月ぶりに上昇した。

3カ月後の見通し指数は1.6ポイント下落して101.3となり、2カ月連続で悪化した。FTIは、各社が20年度予算案の審議の遅れや世界経済の減速、米中貿易摩擦による不確実性を懸念していると指摘した。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値で、質問事項は「受注」「価格」「収益」など6項目。今回は製造業1,205社が回答した。

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