【香港】本土水産物、18日から海上橋での輸送可能に[運輸](2019/12/17)

香港政府はあす18日から、香港―広東省珠海―マカオを結ぶ海上橋「港珠澳大橋」を使って中国本土の鮮魚を香港に運ぶ取り組みを始める。香港の西側に位置する広東省の珠海や中山から運ばれる水産物の輸送時間は従来ルートの半分程度に短縮でき、水産物の鮮度向上や価格の引き下げにつながる可能性があるという。明報が伝えた。

大橋経由での輸送が可能になるのは午後9時から午前5時までの間で、税関施設に設けた臨時検査場で香港政府食物安全センター(CFS)がサンプル方式による安全検査を行う。将来的には常設検査場を新設し、野菜などを含めた生鮮食品の輸送を認めていくことが検討されている。

水産業・農業界選出の何俊賢(スティーブン・ホー)立法会(議会)議員によると、海上橋を使えば中山市の水産物は5時間で香港の卸売市場に運べるようになり、深セン市との境にある文錦渡検問所を経由している従来ルート(10時間)の半分に抑えることができる。従来ルートでは鮮魚全体の2割余りが輸送過程で死んでいたが、海上橋を使うことで9割を生きたまま運べるようになるという。

トラック運送の業界団体、香港陸路客貨運輸業議会の蒋志偉(スタンレー・チャン)主席も、「文錦渡の検問所が開くのは朝7時だが、卸売市場はもっと早くから業務を始めている。大橋経由で深夜に運び込めるようになれば、業界の商習慣とも重なり便利になる」と歓迎した。

蒋氏によると、大橋経由で香港に運ばれる水産物はトラック数十台分と見込まれるため、大橋の全体の通行量を増やすほどの効果はないという。

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