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【ベトナム】イオン、ハノイ2号店がグランドオープン[商業](2019/12/06)

イオンモールのベトナム・ハノイ2号店となる「イオンモール・ハドン」が5日、グランドオープンした。全国では5店舗目の開業となった。これに先立ち、11月26日にイオンベトナム直営部分を先行オープンし、同日に4万2,000人、初めての週末となった今月1日には5万8,000人が訪れた。記念セレモニーには、イオン副社長兼イオンモール社長の吉田昭夫氏が出席。ハノイ市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席らが参加した。

5日にグランドオープンしたイオンモール・ハドンの外観=ハノイ

5日にグランドオープンしたイオンモール・ハドンの外観=ハノイ

同日に開いた会見で、イオンモールベトナムの岩村康次社長は「昨年、イオンはベトナムを最重要投資国とすることを決定した。ハドン店はその重要なスタートの一つ」と述べた。同社は2025年までに同国で20店舗展開、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で35店舗展開とする目標を掲げている。

またイオンベトナムの西峠泰男社長は、成長率とポテンシャルの高い同国で、モールビジネスだけでなく、総合スーパーとして全国展開していく方針を掲げた。特に生鮮食品とキッズ向け商品の伸びが顕著という。今後はプライベートブランド製品の開発やベトナム生産製品の輸出にも注力する。また、今年のベトナム事業の成長について同氏は「ベトナムの小売市場の伸びに準じた10%程度の成長を遂げている」とNNAに答えた。

■国内最大級の延べ床面積

イオンモール・ハドンの延べ床面積は、同社のベトナム国内最大の15万平方メートル。総賃貸面積は7万4,000平方メートルで、今年に増床したホーチミン市のタンフーセラドン店(8万4,000平方メートル)に次ぐ規模。核店舗のイオンベトナムのほか、専門店221店が入居する。

同店舗はハノイ南西部のハドン区に立地する。ハドン区は、幹線道路の整備やベトナム初の高速バス輸送システム(BRT)、現在試運転中で開業が待たれるハノイ都市鉄道2A号線など、公共交通網の整備と住宅開発が進む、同市で人口増加の著しい地域。同社は来年に北部ハイフォン市のオープンを控えており、現在、ハノイ3号店を含む各地の出店計画が進んでいるという。

イオンモール・ハドンのグランドオープン式典の様子=5日、ハノイ

イオンモール・ハドンのグランドオープン式典の様子=5日、ハノイ

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