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【シンガポール】インサー、地場社とECで提携[商業](2019/12/09)

スマートフォン向けフィンテック(ITを活用した金融サービス)サービスを提供するインサー(東京都目黒区)は6日、スマホ関連商品の販売事業を手掛けるシンガポール企業モビー(Moby)グループと、SIMフリーのスマホを中心とした通信機器を販売する電子商取引(EC)事業で業務提携したと発表した。アジア太平洋地域でスマホ関連商品のEC市場が今後拡大する見込みであることから、需要取り込みを狙う。

来春からシンガポールを中心にアジア太平洋地域でEC事業を順次開始する。

インサーは来年1月、シンガポールに現地法人インサーSGを設立する予定。モビーとの共同事業は、インサーSGを運営主体として展開する。

インサーSGが企画・運営するECサイトで、モビーが調達したSIMフリーのスマホをはじめとする通信機器や、イヤホンなどのアクセサリー商品を販売する。インサーの広報担当者によると、まずシンガポールで販売を開始し、その後フィリピンやオーストラリアなどでも展開する計画だ。

ECの決済機能は、決済処理・ネットワークの米ストライプが提供するオンラインクレジット決済サービス「ストライプ」を採用。これにより、米ビザやマスターカード、アメリカン・エキスプレス、ディスカバーカード、JCB、ダイナースのクレジットカードで決済できるようにする。

インサーは、日本国内外の市場向けにスマホやアクセサリー販売のほか、デジタルコンテンツ・サービスを提供するプラットフォーム事業でインサーSGと連携する。新規展開するECサイト名や同事業の詳細は今後発表する予定だ。

同担当者は、「アジア太平洋地域のスマホ関連商品のEC市場は今後より拡大する」との見通しを示した。

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