【香港】惨敗の親中派、有力者が軒並み落選[政治](2019/11/26)

24日に投票が行われた香港の区議会(地方議会)議員選挙は、民主派が全議席の8割超を獲得する地滑り的勝利を収めた一方、財界系を含む親中派は記録的な惨敗となった。現職の立法会(議会)議員などの有力者も、ごく一部を除き軒並み落選した。香港各メディアが伝えた。

最大の親中派政党、民主建港協進聯盟(民建聯)は、18区議会で117あった改選前議席を21議席まで減らし、最大の敗者となった。擁立した181人の候補の勝率は11.6%にとどまったことになる。同党は鄭泳舜(ビンセント・チェン)、劉国勲、周浩鼎(ホールデン・チョウ)の各氏ら立法会議員を務める有力候補がそろって落選した。

強硬な親中派議員として反政府勢力から特に敵視され、襲撃事件で負傷した何君堯(ジュニウス・ホー)立法会議員は、屯門区議選に楽翠選挙区から出馬したが、民主党の盧俊宇(カーリー・ロー)候補に1,213票の大差を付けられ、議席を明け渡した。

親中派の中でも穏健な路線を取る実政円卓(ラウンドテーブル)代表の田北辰(マイケル・ティエン)立法会議員は、セン湾(セン=くさかんむりに全)区議選の愉景(ディスカバリーパーク)選挙区で、初陣の民主派、劉卓裕候補に敗れた。

一方、九龍城区議選に土瓜湾北選挙区から立った民建聯主席の李慧ケイ(スターリー・リー、ケイ=おうへんに京)立法会議員は、急進民主派の梁国雄・元立法会議員を343票の僅差で抑えて議席を守った。

李氏は25日開いた記者会見で民建聯の区議選敗北を認め、党として敗因を真剣に分析し出直しに努める方針を示した。同氏は党の特別中央委員会で党主席の引責辞任を申し出たが、中央委から強く慰留され、辞任は認められなかったという。

行政会議(事実上の閣議に相当)構成員の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席率いる新民党は、今回の区議選では1議席も獲得できなかった。

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