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【シンガポール】東南ア訪日者24%増、全ての国で2桁成長[観光](2019/11/21)

日本政府観光局(JNTO)が20日発表した10月の東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国から日本への旅行者数(推計値)は、前年同月比24%増の38万1,400人だった。全ての国で2桁成長する中、フィリピン、マレーシア、タイが伸びをけん引。全体で3カ月連続の2桁成長を維持した。

フィリピンは37%増の6万4,700人と、6カ国で最大の伸び率だった。東京モーターショーに合わせたインセンティブ(報奨)旅行で渡航が増加したほか、7月にマニラ―関西線、8月にクラーク―成田線が就航したことも追い風になった。

マレーシアは4万8,900人で、5カ月ぶりの2桁成長となった。現地の3連休に伴う需要拡大に加え、学校が祝日に合わせて5日間を「フェスティバルホリデー」に設定し家族旅行が大幅に増加したことが背景にある。

タイは23%増の14万5,300人で、訪日旅行者数で最高だった。JNTOによる旅行博への出展やメディア招請、東北地方の広告宣伝など、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が出た。新たな路線の就航や増便による航空座席供給量の増加も後押しとなった。

インドネシアは3万4,100人で、約2割増加。7カ月ぶりに2桁の伸び率を記録した。例年より1カ月早く旅行博シーズンが始まり、秋期の訪日旅行商品が多く販売されたことが、訪日旅行者数を押し上げた。

シンガポールは19%増の4万1,900人。昨年は11月だった現地の3連休が10月となり旅行需要が高まったことに加え、今年春頃からの増便や機材の大型化による航空座席供給量の増加が貢献した。

ベトナムは18%増の4万6,500人だった。訪日セミナーや商談会の実施、イベント出展などの訪日プロモーションにより、紅葉鑑賞を目的とした旅行商品の販売が好調だった。インセンティブ旅行を目的とした渡航も増加した。

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