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【カンボジア】資金洗浄対策が不十分、リスト国脱却ならず[金融](2019/11/04)

マネーロンダリング(資金洗浄)を規制する政府間機関の金融活動作業部会(FATF)が発表した報告書で、カンボジアは資金洗浄やテロ資金対策が不十分な国に指定された。クメール・タイムズ(電子版)が1日伝えた。

資金洗浄などへの対策が不十分な「グレーリスト」に入れられたのは、カンボジアのほかボツワナ、ガーナ、ジンバブエ、パナマ、イエメン、アイスランドなど計12カ国。

カンボジアは2015年にグレーリストから除外されたが、新たな審査基準により評価を受けた結果、今年2月に再びリスト入りした。カンボジア中央銀行は3月、23年までの「資金洗浄・テロ資金供与対策(AML/CFT)国家戦略」を始動している。

資金洗浄対策について先に実施された会合では、専門家らは「カジノ産業と不動産業の急成長に伴い、不法な資金が流入している」と指摘した。このような資金のほとんどは、中国から持ち込まれているとみられる。

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