【ベトナム】BIDV、地銀・信金16行とセミナー開催[金融](2019/11/05)
ベトナム投資開発銀行(BIDV)は1日、同行と提携する日本の地方銀行と信用金庫16行とともに、ホーチミン市でビジネスセミナーと交流会「ベトナム進出日系企業とともに歩む」を開催した。ベトナムのビジネス環境の最新情報を提供し、企業同士の関係構築を促進した。
セミナーの冒頭、BIDVのファン・タイン・ハイ執行役員法人営業本部長が挨拶し、BIDVは「日系企業のベトナム進出を全面的に支援していく」と強調した。続いてBIDVジャパンデスクのサービスと関連商品を紹介した。
そして、亜細亜大学・都市創造学部の後藤康浩教授が「米中経済戦争は東南アジア諸国連合(ASEAN)をどう変えるか」をテーマに講演した。米国と中国の摩擦の本質は「大国の覇権闘争」にあり、長期にわたる「新冷戦」になるとの見通しを示した。対立の影響で中国から周辺国への工場移転が進み、アジアの産業再配置とサプライチェーンの転換が加速する中で、ベトナムには強い追い風が吹くと強調した。
講演後には交流会が行われ、参加者たちが親交を深めた。
セミナーには、ベトナム進出中または進出を計画する日系企業から150人以上が参加した。共催は、◇岡崎信用金庫◇岐阜信用金庫◇京都銀行◇きらぼし銀行◇静岡銀行◇十六銀行◇信金中央金庫◇千葉銀行◇中国銀行◇南都銀行◇広島銀行◇北越銀行◇北洋銀行◇北國銀行◇山形銀行◇横浜銀行(50音順)――の16行だった。