【シンガポール】三菱商事、損失計上の原油取引子会社を清算[金融](2019/11/07)

三菱商事は6日、原油・石油製品のトレーディングを手掛けるシンガポール子会社ペトロダイヤモンド・シンガポール(PDS)を清算する方針を決めたと発表した。不正取引で巨額の損失が発生したことを受けた措置となる。

三菱商事は9月、PDSの元社員による社内規定に違反した原油デリバティブ取引で約3億2,000万米ドル(約350億円)の損失が発生したと発表していた。税引き前の損失額は約342億円。PDSは最大で約308億円の債務超過となる見通しだ。

今後はPDSの成約済み取引を履行し、債権債務残高などを精算した上で清算する。具体的な清算の時期は明らかにしていない。

三菱商事の広報担当者によると、PDSで手掛けていた事業の一部は東京に移管する。今後も欧州や米国での原油・石油製品の取引事業は継続する。

PDSの10月時点の従業員数は約50人。営業停止までは全社員の雇用を継続する旨を説明しているという。今後の処遇については明らかにしていない。

三菱商事が同日発表した2019年4~9月期の連結決算によると、石油・化学部門はPDSで発生した損失などが影響し、221億円の赤字を計上した。前年同期は229億円の黒字だった。

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