【ミャンマー】CB保険とタイライフ、「CB生保」を始動[金融](2019/11/08)
ミャンマー金融大手、協同組合銀行(CB)傘下のCBインシュアランスは5日、タイのタイライフ・インシュランスとの合弁会社「CBライフ・インシュアランス」の事業開始を記念した式典を開催した。タイライフには、明治安田生命が15%出資している。ミャンマー・タイムズ(電子版)が7日伝えた。
タイライフは、新会社にミャンマーの会社法で現地会社として認められる上限に当たる35%を出資する。残り65%はCBインシュアランスが保有する。
CBライフ・インシュアランスのキン・マウン・エー会長は「新会社は、ミャンマー人の生活を改善する革新的な商品とサービスで社会に貢献する。(タイライフと)合弁を組むことにより、ミャンマーに必要とされるノウハウや保険の専門的知識がもたらされる」と述べた。特に個人顧客の需要を満たす商品に注力するという。
ミャンマーの保険市場には、CBインシュアランスとタイライフの合弁会社のほか、太陽生命保険と日本生命保険の生命保険2社、損保ジャパン日本興亜、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の損害保険会社3社が、地場保険会社との合弁で事業を開始することで合意している。また、第一生命と、香港のAIAグループ、スイス系のチャブ(Chubb)、カナダ系マニュライフ、英国系プルデンシャルの5社が、全額出資で生命保険事業を展開する。
11月中に見込まれる正式認可を経て、これら全ての会社が市場に本格参入する。