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【シンガポール】東南アジアのデジタル金融、25年に600億ドル[金融](2019/11/01)

東南アジアのデジタル金融サービスが2025年までに最大600億米ドル(約6兆5,200億円)規模に拡大する可能性があるとの見通しが、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスらの報告書で明らかになった。中小企業向けサービスの拡充が後押しするとみている。

テマセクが、米コンサルタント会社ベイン・アンド・カンパニー、グーグルと共同でまとめたリポートによると、東南アジアのデジタル金融サービスの18年の年間総収入は110億米ドル。25年までに少なくとも380億米ドルに拡大する。うち半分を融資事業が占める。

さらに中小企業の需要を取り込めば、域内の金融サービス業界の総収入の17%に相当する最大600億米ドルまで膨らむ見込みだ。

東南アジアの6,400万社に上る中小企業の8割が融資を必要としているという。ただ金利の高さ、面倒な手続きなどを背景に大手の金融機関と取引できない状況にある。デジタル金融サービスは、こうした課題の解決に寄与するとみている。

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