【ベトナム】三井住友海上、JCBと海外旅行保険を販促[金融](2019/11/01)
三井住友海上火災保険のベトナム現地法人MSIGインシュランス(ベトナム)はJCBと提携し、オンライン海外旅行保険のプロモーションを推進すると発表した。きょう1日より、JCBカードで決済した利用者は20%の割引が適用される。
MSIGベトナムは今年7月、国内の日系企業として初めてオンラインの海外旅行保険を発売。パソコンやスマートフォンで購入可能で、出国の2時間前まで手続き可能な商品となる。価格は5万ドン(2米ドル、約233円)からと、手軽さが特徴となっている。
一方、JCBカードはベトナムでの発行数が100万枚を超え、米VISA(ビザ)や同マスターカードに次ぐ市場シェアを持つ。保険は「アジア全域」や「東南アジア」「全世界」に適用可能で、病気やけが、飛行機の遅延などにも対応する。クレジットカードやデビットカードで決済でき、メールで保険証書が届く。
ベトナムでは海外旅行保険の利用が浸透していない。ベトナムから日本への旅行者が増加傾向にある中、旅行先で保険がない状態で治療を受けて支払いのトラブルが起きるケースが増えているという。MSIGの関係者は「今後はベトナム国内で自動車保険や医療保険のオンライン販売も検討していきたい」と話した。