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【タイ】9月の外国人旅行者、1年3カ月ぶり2桁増[観光](2019/10/25)

タイ観光・スポーツ省は22日、2019年9月にタイを訪れた外国人旅行者数が前年同月比10.1%増の290万2,731人だったと発表した。18年6月以来、1年3カ月ぶりに2桁のプラスとなった。国・地域別で上位を占める中国とインドが伸び、全体をけん引した。

9月の外国人旅行者を国・地域別に見ると、全体の約3割を占める中国が31.6%増の85万2,130人。4カ月連続のプラスで、前月に続き2桁成長を維持した。2位のマレーシアは7.6%減の33万1,643人に落ち込んだ。日本は9.0%増の15万4,514人。中国などとともに到着ビザ(査証)の無料化措置が適用されているインドは、26.9%増の15万5,998人と伸長した。

市場別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含む東アジアが12.6%増の217万1,461人で、全体の75%を占めた。ASEANのみでは1.7%増の87万499人だった。インドがけん引した南アジアと米州、アフリカがプラスだった一方、欧州、オセアニア、中東は前年割れ。中東は2桁のマイナスとなった。

1~9月の外国人旅行者数は前年同期比3.5%増の2,946万5,732人だった。観光・スポーツ省は7月、19年通年の外国人旅行者数の見通しを4,020万人から3,900万~3,980万人に下方修正。これを達成するためには、年末まで毎月318万~344万人を超えなければならない計算になる。

9月の観光収入は前年同月比8.7%増の1,396億バーツ(約5,008億円)だった。国・地域別では、中国が31.6%増の450億バーツで最多。全体の32%を占めた。以下、マレーシアが8.7%減の86億バーツ、日本が9.5%増の75億バーツで続いた。1~9月の観光収入は前年同期比3.5%増の1兆4,292億バーツだった。

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