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【ミャンマー】ビルマ省庁舎、観光客向け施設として開業[観光](2019/10/31)

ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、英国植民地時代の旧ビルマ省庁舎が博物館に生まれ変わり、一般公開が始まった。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが29日伝えた。

ヤンゴン管区のピョー・ミン・テイン首相が、ヤンゴンで開かれた観光博覧会の席上、明らかにした。同首相は「庁舎の歴史を知りたいという人々の願いに応えて、建物を改修し、見学者の受け入れを始めた」と述べた。

旧ビルマ省庁舎は19世紀末に建てられたビクトリア様式の建物で、1948年にビルマ(現ミャンマー)が独立するまで、英植民地政府の拠点として使われた。独立の英雄であり、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相の父、アウン・サン将軍が47年に暗殺された現場としても知られる。

すでに美術ギャラリーや喫茶店、土産物店が開店しており、今後、さらにギャラリーなどを増設する計画。開館時間は午前9時から午後4時半まで。建物の1、2階は入場無料。それ以外の部分の入場料は、ミャンマー人は3,000チャット(約215円)、外国人の大人は10米ドル(約1,100円)など。観光ガイドも配置されている。

現在、1日400~500人の見学者が訪れているという。

ミャンマーの貴重な歴史的建造物のひとつとして知られるビルマ省庁舎=昨年10月、ヤンゴン(NNA)

ミャンマーの貴重な歴史的建造物のひとつとして知られるビルマ省庁舎=昨年10月、ヤンゴン(NNA)

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