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【ミャンマー】業界がブタ輸入停止を要請、豚コレラ懸念[農水](2019/10/24)

ミャンマー養豚業協会は、農業・畜産・かんがい省の畜産・獣医局に対して、ブタや豚肉、冷凍肉の輸入を向こう1年停止するよう求めた。中国など近隣諸国で、アフリカ豚コレラ(ASF)の感染が拡大していることが理由。ミャンマー・タイムズ(電子版)が22日伝えた。

同協会のマウン・マウン・レイ副会長は、「ASFはまだ国内全土に広まっていないが、近隣諸国では感染が拡大している」と現状を説明。「国境貿易でブタや豚肉が輸入されているため、ASFの侵入を阻止すると同時に、密輸対策の一環として、国境での輸入を一時停止するよう求めた」と述べた。国内で豚肉の需要が高まった場合は、ASFに感染していないことを証明する書類の添付を条件として、空輸による受け入れを認可することなどを検討すべきと提言した。

ミャンマーの養豚業者は最大都市ヤンゴン、中部のバゴー管区バゴーとエヤワディ管区パテインに集中している。ASFは北東部シャン州の一部で感染が確認されたが、他の地域には広まっていない。

ASFは人間には感染しないが、感染したブタの致死率は100%に達している。中国やベトナム、モンゴルなどでは感染が拡大しており、これまでに数百万頭のブタが殺処分されたという。

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