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【インドネシア】アフリカ豚コレラの感染確認、北スマトラで[農水](2019/11/11)

インドネシアの北スマトラ州で先週、豚コレラに感染して数千頭の豚が死んだことについて、農業省の検査官は一部にアフリカ豚コレラ(ASF)ウイルスが検出されたと明らかにした。ロイター通信が8日に伝えた。

農業省の動物検疫責任者のラサ氏によると、医学的兆候や検査結果からASFの感染が確認された。ただ通常の豚コレラの感染もあり、ASFがどれほどの範囲に拡散しているかは引き続き調査する必要があると指摘した。ラサ氏は「ASFも豚コレラもヒトに感染することはないが、ASFは強い感染力と高い致死率のため、関連業界の経済的損失が懸念される」と話した。ASFに感染した豚やその豚肉は外部への輸送が禁じられている。

北スマトラ州は6日、州内で約4,000頭以上の豚が豚コレラによる感染で死んだと明らかにしていた。農業省の検査結果を受け、政府は同州内の防疫体制を強化し、死骸の処理などを徹底するよう指示している。

AFSは豚やイノシシの病気で、ウイルスをダニが媒介したり、感染した家畜と直接接触したりして感染する。致死率は高いが、人には感染しない。今年はモンゴル、ベトナム、カンボジア、香港、韓国、北朝鮮、ラオス、ミャンマー、フィリピンで発生が確認されている。9月には東ティモールで100件のASF感染例が確認され、家庭で飼育されている405頭の豚が死んだ。

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