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【シンガポール】科技庁と10社、パーソナライズ商品で提携[製造](2019/10/24)

シンガポールの科学技術研究庁(A*STAR)は、日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など10社とパーソナライズ商品の研究開発(R&D)で提携した。(A*STAR提供)

シンガポールの科学技術研究庁(A*STAR)は、日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など10社とパーソナライズ商品の研究開発(R&D)で提携した。(A*STAR提供)

シンガポールの科学技術研究庁(A*STAR)は、日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など10社と、消費者の好みに合わせてオーダーメードで生産するパーソナライズ商品の研究開発(R&D)で提携した。1個単位の注文にも対応するハイパー・パーソナライズ商品を効率的に供給できるシステムの構築を目指す。

A*STARと10社は3,800万Sドル(約30億円)を投じ、北西部ジャラン・バハールにある同庁の高度再製造・技術センター(ARTC)でR&Dを実施する。ARTCは生産されたハイパー・パーソナライズ商品をテストするプラットフォームを提供して各社を支援する。

パーソナライズ商品はこのところ、女性用美容商品を中心に需要が増えている。ただ工場は通常、商品を個別に少量生産するとコストが大幅に増えてしまう。

A*STARと10社は、大手の電子商取引(EC)事業者が同分野に目を付け、独自ブランドを投入してくることを想定。これに対抗するため提携し、ハイパー・パーソナライズ商品を効率的に生産できる体制を整える。

P&Gはスキンケア・クリームなどを対象に、ハイパー・パーソナライズ商品を投入する計画。2020年半ばに試験生産を開始し、2年後に本格生産に入ることを目指す。

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