【マレーシア】地場製造業10社、富山県の見本市に出展[製造](2019/11/01)
マレーシアの機械や電子部品など製造業10社が、10月31日から富山産業展示館(富山市)で開催中の「富山県ものづくり総合見本市」に出展している。金属製品や電気機械が主力産業といえる富山県に照準を定め、商機を探るほか、日本の製造業の最新動向を吸収する狙いがある。
会場には、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)とマレーシア投資開発庁(MIDA)もブースを設け、国内企業の輸出振興を支援する。見本市に参加したマレーシア企業は、電機・電子(E&E)や機械設備、医療機器などが中心。東京や大阪といった大都市だけでなく、地方都市へもマレーシア企業の輸出を後押しする考えだ。
富山県ものづくり総合見本市実行委員会はNNAに対し、「海外は中国からの出展が最も多く、中でも富山県が友好都市の提携を結んでいる大連市をはじめとする遼寧省の企業が目立つ」と話した。マレーシアについても、「富山県から積極的に声をかけ、出展を促した」と説明した。
見本市はきょう1日まで開かれる。約480社・団体(10月31日時点)が出展し、うち海外からは180社・団体となっている。12年以降は今回も含めて4回実施しており、出展企業・団体数は増加基調にある。同実行委員会は今年、2万5,000人の来場者を見込んでいる。
マレーシアからの出展企業は、◇AAプロダクツ(機械要素部品など)◇ETSバイオフリーズ(E&E、医薬品など)◇グローバルパシフィック・マニュファクチュアリング(金型など)◇メトロニクス・マニュファクチュアリング(E&E)◇SEマイクロ・エンジニアリング(機械設備など)◇セオン・ヒン・プレシジョン・エンジニアリング(機械設備など)◇SPチームス・マニュファクチュアリング(機械設備など)◇シュプレムソフト(ITサービス)◇ユニティー・フォージング・テクノロジー(金型)◇ビクター・マニュファクチュアリング(機械設備など)――。