【フィリピン】合板の品質検査再開へ、粗悪品流入を阻止[製造](2019/11/04)

フィリピン貿易産業省は10月30日、合板を再び品質強制検査の対象製品に組み入れる方針を表明した。品質基準を満たしていない輸入品の急増を食い止める狙い。合板はかつて強制検査リストに含まれていたが、2015年に除外されていた。

同省は先に業界関係者と会談し、合板を強制検査の対象とする省令の策定に取り掛かると報告。ロペス貿産相は「品質基準を満たさない低価格の輸入品が市場に横行することで、業界や消費者に悪影響を与える」との懸念を示した。

品質検査に関しては、輸入品だけではなく、国産品も対象とする考えだ。同省傘下の製品基準局は省令に基づき、合板製品が工業製品の規格を示すフィリピン国家基準(PNS)の「ISO12465:2017」を満たしているかどうかを検査。国産品に対してはフィリピン規格に合致した証明書、輸入品に対しては輸入商品許可証(ICC)を発行する。

製品基準局によると、今年1~6月の合板の輸入量は3万2,768トン、輸入額は約1,275万米ドル(約13億8,550万円)だった。15年同期の8,624トン、450万米ドルから大幅に増加した。

10月31日付ビジネスワールドによると、業界団体のフィリピン木材生産者協会(PWPA)は「粗悪品の市場流入は大きな脅威」と指摘。品質基準を満たした製品のみの流通が消費者の信頼感を高めるとして、貿易産業省の方針を歓迎した。

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