【タイ】飲料各社、加糖飲料課税で値上げ申請[食品](2019/10/22)
タイ商務省国内通商局のプラヨート副局長は、10月1日から実施された加糖飲料の増税を受け、一部の飲料販売会社が商務省に商品の値上げを申請していると明らかにした。申請された値上げ幅が増税分を上回っていないかどうか精査した上で是非を検討する。21日付プーチャッカーンが報じた。
各社の申請した値上げ幅は1本1~2バーツ(約3.6~7.2円)。一部の飲料販売会社は今年7月1日付で2~3バーツの値上げを実施しており、商務省は製造コストなどを勘案して今回の値上げ申請が妥当なものかどうか検討する方針。
加糖飲料への課税は2017年9月に開始。今回の増税は2回目で、砂糖の含有量が飲料100ミリリットル当たり10グラム以上14グラム未満の物品税が1リットル当たり0.5バーツから1バーツへ、14グラム以上18グラム未満の場合は同1バーツから3バーツへ、18グラム以上の場合は同5バーツへそれぞれ引き上げられた。21年10月1日、23年10月1日には3、4回目となる追加増税が予定されている。