【香港】酒類見本市、日本パビリオンに初の泡盛ブース[食品](2019/11/08)

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酒類の国際見本市「香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア2019」が7日、香港島・湾仔で始まった。日本貿易振興機構(ジェトロ)はジャパンパビリオンに泡盛のPRブースを今年初めて開設。日本ワインや日本酒のリキュールなども含め、香港のバイヤーらに魅力をアピールしている。

泡盛のPRブースでは会期中、泡盛専門のバー「泡盛倉庫」(那覇市)店長の比嘉康二氏が常駐し、バイヤーらに飲み方や特徴を説明。試飲した中国人バイヤーは「泡盛を初めて知った。パーティーなどの宴席に合う酒だと思う」と感想を語った。

一般的な泡盛はアルコール度数が30%以上のものが多く、香港での販売に当たっては100%の酒税がかかる。酒税がかからない他の酒と比べて価格面では不利になる可能性もあるが、比嘉氏は「香港の人は良いものだと納得すれば高くても買う」と自信を見せた。その上で「泡盛の背景には沖縄の歴史がある。それぞれの酒が持つストーリーを香港の人に伝えていきたい」と力を込めた。

■JFOODOがワインブース

日本の農産物・食品の海外向けプロモーションを行う「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO、ジェイフードー)」は、日本ワインのブースを開設した。日本ワインは輸入果汁などではなく国産ブドウを100%使い国内で製造したもので、目玉は日本固有品種のブドウを使用したワインだ。

7日にはワインを題材にした人気漫画「神の雫(しずく)」の原作者、亜樹直氏によるセミナーを開催。亜樹氏は「日本ワインは広東料理と合わせやすい」と説明し、「広東料理店などでの採用を拡大し、香港で広く知られる存在に成長させたい」と語った。

■日本酒も新戦略

香港で人気が高い日本酒だが市場は飽和状態にあり、日本酒メーカーは新たな戦略を打ち出している。

「白鹿」ブランドを展開する辰馬本家酒造(兵庫県西宮市)の子会社、六自は昨年日本で発売した日本酒のリキュール「​muni(ミュニ)」を出品。一般的な日本酒よりアルコール度数が27%と高く、カクテルとして楽しめるのが特徴だ。六自の中野佳子社長は、「海外展開には香港を真っ先に選んだ。新たな市場を開拓していきたい」と意気込んだ。

ジャパンパビリオンの開設は8年連続。昨年より1社多い28社・団体が出展し、11社・団体が初参加した。バイヤーの来場予定数は昨年並みだという。

ジェトロ香港事務所市場開拓部の前田久紀部長は、「日本ほど酒の種類が多い国はない。来場者に多くの日本の商品を見てもらいたい」とコメントした。

見本市は9日まで、香港会議展覧中心(コンベンション・アンド・エキシビションセンター、HKCEC)で開催。7~8日がバイヤー向けで、9日は一般公開する。12回目を迎える今回は30カ国・地域から1,075社・団体がブースを設けた。

ジェトロが開設したジャパンパビリオンには日本と香港の経済関係者らが集った=7日、HKCEC(NNA撮影)

ジェトロが開設したジャパンパビリオンには日本と香港の経済関係者らが集った=7日、HKCEC(NNA撮影)

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