【タイ】9月の失業率1.0%、前月から横ばい[経済](2019/10/08)
タイ国家統計局(NSO)は、2019年9月の全国の失業率(速報値)が前月から横ばいの1.0%だったと発表した。前月は2カ月ぶりに改善していた。9月は前年同月比でも横ばいだった。
失業者数は前月比0.9%増の38万5,000人だった。このうち就業経験なし(新卒者など)は同12.7%増の21万2,400人だった一方、就業経験者は10.7%減の17万2,600人と改善した。就業経験者では、商業・サービスが26.5%減の7万700人と大幅に縮小。農業は17.5%増の7,400人、製造業は4.1%増の9万4,500人と悪化した。
地域別では、バンコクが38.6%減の3万8,400人、中部が6.7%減の12万7,700人、南部が4.5%減の8万1,300人と改善した一方、東北部が88.2%増の8万2,800人、北部が2.6%増の5万4,800人と悪化した。
全国の労働人口は前月比0.9%減の3,772万人、就業人口は同1.1%減の3,721万人だった。就業人口の内訳は、商業・サービスが5.4%減の1,602万人で最多。農業が5.6%増の1,302万人、製造業が2.3%減の816万人で続いた。