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【インドネシア】MRT、10月末からスマホで乗車可能に[運輸](2019/09/27)

MRTは10月末から電子決済アプリで乗車できるようになる(NNA撮影)

MRTは10月末から電子決済アプリで乗車できるようになる(NNA撮影)

インドネシアの首都ジャカルタの都市高速鉄道(MRT)を運営するMRTジャカルタは26日、10月末からスマホアプリを使った入場システムを導入すると発表した。専用の自動改札口に表示されたQRコードを電子決済アプリでスキャンする仕組み。

MRTジャカルタのウィリアム社長によると、財閥リッポー・グループ傘下の「OVO(オボ)」、配車アプリ大手ゴジェックの「ゴーペイ」、中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)系の「DANA(ダナ)」、国営企業が運営する「リンク・アジャ」が利用できる。7月から運用試験を実施している。

■9月は前月比12%増

9月(1~25日)のMRTの乗客数は、前月同期比12%増の225万9,647人だった。9日に車両ナンバープレート末尾の偶数奇数による自動車の通行規制の適用範囲が拡大されたことが乗客増の背景にある。9月の1日当たりの乗客数は平均9万386人。定時運行率は100%だったという。

月内で1日当たりの乗客数が最も多かったのは25日で、12万1,076人に上った。刑法改正などを巡って国会議事堂周辺で発生した大規模デモの影響で、同日夕方に通勤鉄道の一部が運行を停止したため、代替手段としてMRTを利用する人が増えた。

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