【マレーシア】MISC、日本郵船などとLNG船共同保有[運輸](2019/09/26)
マレーシアの海運大手MISCは24日、日本郵船、三菱商事と3社で液化天然ガス(LNG)運搬船2隻を共同保有すると発表した。2隻は、三菱商事やマレーシアの国営石油ペトロナスなどが出資するカナダのLNGプロジェクト向けのLNG輸送船となる。
3社が共同保有する2隻は現在、韓国の現代三湖重工業が建造しており、2021年の引き渡しを予定している。積載容量は各約17万4,000立方メートル。3社は同日、東京で合意文書に署名した。
日本郵船によると、共同保有するのは、同社が昨年末、三菱商事の完全子会社であるダイヤモンド・ガス・インターナショナル(DGI、本社シンガポール)と定期用船契約を結んだ3隻のうちの2隻となる。今回、MISCと日本郵船、三菱商事の3社が合弁で、共同保有のための特別目的会社(SPC)を設立。「SPCがDGIとの定期用船契約の下、DGIに船を貸し出す形となる」と説明した。
定期用船契約の期間は竣工後、約17年間となる。