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【カンボジア】対カンボジア債務、チェコが帳消しを決定[経済](2019/09/25)

カンボジアのプラク・ソコン外相は23日、チェコがカンボジアの一部債務を帳消しにすると決定したことに謝意を表明した。約360万米ドル(約3億8,800万円)を超える債務支払いが免除される見通しだ。クメール・タイムズ(電子版)が24日に伝えた。

対象となる債務は、縫製、食品加工施設を建設するため、1983年、84年、86年にチェコから借り受けた360万米ドル超。外務省によると、債務全体の77%が帳消しにされる。残りの23%は、医療や教育分野に対する援助金に転用される。

両国は2014年、1980年代以降のカンボジアの債務取り消しに関する本格的な協議を開始。昨年5月に債務免除に向けた覚書の締結にこぎ着けていた。

プラク・ソコン外相は、先週に開催されたチェコのマレク・リブリッキー駐カンボジア大使との協議で、チェコ側がカンボジアの債務帳消しを決めたことを歓迎。他国が、チェコと同様にカンボジアの債務を見直す方向で検討することに期待を示した。

財務経済省によると、カンボジアが1993年から昨年までに他国と合意した譲許的融資額は113億米ドル。使途の内訳では、インフラ整備が全体の約87%に達している。これまでにカンボジア政府は、米国やロシアに対しても債務の帳消しを要請。ロシアは昨年、カンボジアに対する15億米ドルの債務を見直すことで合意した。

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