【マレーシア】味の素、3.6億リンギでヌ州に新工場建設[食品](2019/08/15)
マレーシア味の素は13日、マレーシア中西部のヌグリスンビラン州バンダルバルエンステックで取得した用地に新工場を建設すると発表した。設備投資額は3億5,500万リンギ(約89億6,000万円)。10月に着工し、2022年3月に完成する予定だ。
マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)で開示した情報によると、ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)食品産業団地「テックパーク@エンステック」の面積18万8,604平方メートルの用地取得を完了した。土地買収には8,608万リンギを充てた。
マレーシア味の素は、ハラル食品・調味料メーカーとして商品開発・生産を強化することを目的に、新製品を生産するためのスペースも確保しつつ、当初は既存商品のうまみ調味料や風味調味料、食品メーカー向け製品などを生産すると説明。新工場は自然環境だけでなく労働環境にも配慮した設計で、オフィスや従業員向けレクリエーション施設なども併設するという。