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【ベトナム】ベトナムの人口9621万人に、国勢調査速報[経済](2019/07/15)

ベトナムの人口が、今年4月1日時点で9,620万8,984人に達したことが、同月に実施された国勢調査で分かった。世界15位、東南アジアではインドネシア、フィリピンに次ぐ3位の規模になる。

中央国勢調査指導委員会が11日、ハノイ市で国勢調査の速報値を発表した。総人口のうち、男性は49.8%、女性は50.2%を占めた。10年前の調査に比べて人口は1,040万人増加しており、この10年間の毎年の平均人口増加率は1.14%だった。2000~09年の10年間の同増加率1.18%より鈍化している。世界順位も、10年前の13位から2ランク下がった。

人口密度は、1平方キロメートル当たり290人で、09年よりも31人増えた。ハノイ市とホーチミン市は最も人口密度が高い二大都市で、1平方キロメートル当たり人口はそれぞれ、2,398人と4,363人だった。都市部の人口は3,300万人を超えて全体の34.4%になり、農村部の人口は約6,310万人で同65.6%だった。

15歳以上の婚姻率は77.5%で、婚姻者人口は全体の69.2%だった。離婚率は2.1%。総世帯数は2,687万79戸で、09年に比べて440万世帯増えた。

住居環境をみると、国民1人当たりの平均居住面積は23.5平方メートルで、09年よりも6.8平方メートル拡大した。ただ、ホームレスは4,800世帯に上った。

中央国勢調査指導委員会の委員長を務めるブオン・ディン・フエ副首相は、ベトナムはいま、生産人口も消費人口も多い「黄金の人口構成」にあるものの、高齢化が急速に進みつつあると指摘。適切な人口政策が必須だと訴えた。国勢調査の分析報告書は、今年12月に公表される予定だ。

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