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【カンボジア】首相、外国からのごみ輸入禁止の方針を表明[経済](2019/07/16)

カンボジアのフン・セン首相は12日の閣議で、外国からの産業廃棄物など、ごみの輸入を禁止する方針を示した。クメール・タイムズ(電子版)が15日伝えた。

フン・セン首相は、「ごみの輸入を絶対に許してはならない」と強調し、政府職員に指示に従うよう求めた。また「ごみを輸入して発電の燃料にすればよいと言う者がいる」と指摘。「彼らの真の狙いは、カンボジアを産業ごみの廃棄場所にすることだ」と述べた。

中国が2017年末に廃プラスチックや電気製品に由来する廃棄物の輸入を禁止したことで、先進国のごみの多くが、東南アジア各国に流れているとみられている。これに対し、インドネシアやフィリピン、マレーシアは、カナダやフランスなどからのごみを送り返している。

環境省によると、カンボジアのごみ産出量は、人口の増加や生活水準の向上により、年10%のペースで増大。年間150万トンに達している。うちリサイクルされるのは40万トン。残りは焼却されるか、海中に廃棄されている。

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