【シンガポール】通年の経済成長率0.7%、DBS銀が予測[経済](2019/07/16)

シンガポールの金融最大手DBSグループ・ホールディングスのエコノミストは15日、シンガポールの通年の実質国内総生産(GDP)の成長率の見通しを、前年比0.7%へと大幅に引き下げた。4月に発表した予測値は2.6%だった。製造業の不振が続くほか、サービス業も減速するとみている。

DBSのシニアエコノミスト、アービン・セア氏は、「製造業のGDPは既に3四半期連続で前年同期比でマイナスとなり、テクニカル・リセッション(景気後退)入りしている」と指摘。中国経済の減速、米中貿易戦争の影響を受け、今後も製造業生産高は減速するとの見通しを明らかにした。

同氏は「サービス業も大きな懸念だ」と強調。銀行貸出残高の伸び率が減速しており、金融サービス分野の低迷が予測できるほか、再輸出や国内港湾のコンテナ取扱量も減少しているためという。サービス業はこれまで安定成長を続けてきたが、減速すればGDPの成長を押し下げるだけでなく、労働市場にも影響を及ぼすと付け加えた。

シンガポールの貿易産業省が12日発表した4~6月期のGDP成長率は前年同期比0.1%だった。セア氏は「7~9月期に回復を見せたとしても、4~6月期の大幅な減速を相殺するには至らない。19年のGDP成長率は、2009年の前年比0.2%以来の低水準となるだろう」との見解を示した。

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