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【マレーシア】砂の禁輸措置、シンガポールの埋立と無関係[経済](2019/07/08)

マレーシアのザビエル・ジャヤクマル水・国土・天然資源相は4日、マレーシア政府が昨年5月に実施した海砂の輸出禁止措置について、シンガポールに限って実施したものではないと述べ、同国が推進する埋立事業とは無関係だとの認識を示している。5日付スターが伝えた。

同相は「シンガポールは他国からも砂を購入できるし、誰もそれを止めることはできない。我々はいかなる国に対して埋め立てをやめさせる権利はない」と述べた上で、海砂の禁輸措置はマレーシアの環境問題によるもので、二国間関係を複雑化させることはないとの認識を示した。

国連の貿易統計データベースによると、シンガポールは2018年にマレーシアから5,900万トンの砂を輸入した。輸入量ベースで、シンガポールの砂輸入量の97%に当たり、またマレーシアの砂輸出量の95%に当たる。ただジャヤクマル氏は「砂輸出による収入はほんのわずかであり、政府の歳入には大きく影響しない」と指摘した。

輸出が禁止されたのは海砂だけで、川砂については依然輸出が可能となっている。

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