【中国】上海の2空港つなぐ新絡線着工、24年開業へ[運輸](2019/07/01)
上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港を結ぶ都市軌道交通(地下鉄・LRT=軽量軌道交通)「機場連絡線」が6月28日、着工した。2024年にも完成する見通しで、完成後は両空港間のアクセスが40分以内に短縮される見通し。30日付解放日報などが伝えた。
機場連絡線は、虹橋駅から、七宝―華ケイ(ケイ=さんずいに經のつくり)―三林南―張江―度假区―浦東空港―浦東空港新ターミナル(計画中)―上海東駅の計9駅を設置。このうち虹橋、七宝、華ケイ、三林南、張江などでは地下鉄への乗り換えが可能となる。線路の全長は68.6キロメートルで、うち約83%を地下化する。
上海市が進める都市軌道交通の第3期建設計画(18~23年)では、機場連絡線のほか19号線、20号線1期、21号線1期、23号線1期、13号線の西延伸線、1号線の西延伸線、嘉閔線、崇明線の9路線を設けることとなっている。9路線の総延長は286.1キロメートルで、投資総額は2,983億4,800万元(約4兆6,900億円)を見込む。これらが完成すれば、上海市に全27路線、総延長1,154キロの都市軌道交通網が誕生する。各路線の工期は4~6年としている。