【フィリピン】日本電産が遊星減速機生産、米中摩擦回避で[製造](2019/06/28)

日本電産シンポ(京都府長岡京市)は、一般産業用機械に用いられる遊星減速機の生産をフィリピンで年内に開始する。現在は中国で生産しているが、米中貿易摩擦の影響を回避するため、二拠点体制の生産に切り替える。投資額は約60億円。

親会社の日本電産の現地子会社、フィリピン日本電産スービック(ニデック・スービック・フィリピン)の工場内で生産する。月産能力は5万台を予定。中国・浙江省では現在、月間8万台を生産しているが、生産能力は削減せず維持する。

日本電産シンポの担当者はNNAに対し「米中貿易摩擦による関税回避のため、フィリピン生産分を米国向けに輸出する」とコメントした。

米国のほか欧州向けも生産する。日本電産は2018年9月、ドイツの減速機メーカー、MSグレスナーを買収した。欧州での販路拡大に向け、生産能力を拡大する狙いもある。遊星減速機の欧州でのシェアは約1%だが、向こう3~4年で30%に引き上げたい考え。

日本電産シンポは今年1月、フィリピンで産業用ロボットの精密制御減速機の生産を開始した。月産能力は当初の1万~2万5,000台から、年内に10万台に拡大する計画だ。

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