【タイ】富士フイルム、新型インスタントカメラ発売[製造](2019/07/04)
富士フイルムのタイ現地法人、フジフイルム(タイランド)は2日、インスタントカメラ「インスタックス」(日本名:チェキ)の新モデル「ミニ・リプレイ(mini LiPlay)」を発売すると発表した。女性を中心に都市部に住む若年層をターゲットとする。
リプレイは、2.7インチの液晶ディスプレー(LCD)モニターを搭載。これまでに発売されたインスタックスシリーズの中で最小かつ最も軽く、最長10秒の音声録音機能や、スマートフォンを使った写真の転送機能、遠隔撮影機能などを備える。録音機能では、写真に印刷されたQRコードをスマホで読み取ることで音声を再生できるという。
本体は複数のデザインがあり、カラーはブラック、ホワイト、ローズゴールドの3色。価格は5,490バーツ(約1万9,300円)で、オンラインと全国の正規販売代理店で販売する。バンコクや北部チェンマイ、東北部コンケンといった主要地方都市に住む若年層やホワイトカラー層、コスプレイヤーをメインターゲットとする。女性が購入者の6割を占めると見込んでいる。
インスタックスシリーズは、1998年に発売された。これまでに100カ国・地域で発売され、累計出荷台数は4,500万台に上る。フジフイルム(タイランド)の渡邉努社長によると、世界における年間の販売台数は2018年に1,000万台に達し、17年の770万台から大幅に増加した。今後も年間1,000万台の売り上げを維持していきたい考えという。