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【インドネシア】パラマウントベッド工場を見学、地元大学生[社会](2019/06/27)

パラマウントベッドの社員が、先月に現地生産を開始した医療用ベッドについて学生に説明した=西ジャワ州ブカシ(NNA撮影)

パラマウントベッドの社員が、先月に現地生産を開始した医療用ベッドについて学生に説明した=西ジャワ州ブカシ(NNA撮影)

インドネシアの大学生に、日本企業がものづくりとは何かを紹介する「ものづくりセミナー」が26日、医療用寝具メーカー、パラマウントベッド・インドネシアの工場(西ジャワ州ブカシ県)で開かれた。インドネシア大学とダルマ・プルサダ大学の学生約40人が参加した。

ものづくりセミナーは、インドネシア日本友好協会(PPIJ)とジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)が、毎年2回、インドネシアに進出している日系メーカーの協力を得て開催している。2012年から始まり、今回が17回目。

パラマウントベッド・インドネシアの製造、販売、設計などの各部署からインドネシア人社員が、会社概要や事業の取り組みを紹介、工場の生産工程を案内した。

北嶋孝幸社長は「医療機関が中心のビジネスという当社事業の特質から、なかなか一般の人には知ってもらえる機会がないが、今日は学生さんに思った以上に興味を持ってもらえた」と振り返った。田中晃取締役は「将来、優秀な人材を獲得するという意味でも、学生に当社の知名度が上がるいい機会になった。セミナーの準備を担当したインドネシア人社員にとっても、自社を紹介する機会があるというのは働くモチベーションの向上につながったと思う」と述べた。

ダルマ・プルサダ大学工学部で情報システムを専攻しているサルマニアさん(20歳)は、このセミナーでも紹介された、整理、整頓など五つの頭文字をとった職場改善活動「5S」について、「大学のものづくりの授業でも教わり知っていたが、今日きちんと整った生産現場を見学して、5Sが生かされていると感じた」と感想を述べた。

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