【ベトナム】双日と大阪ガス、天然ガス供給で合弁[公益](2019/06/25)

双日と大阪ガスは24日、ベトナム南部バリアブンタウ省に天然ガス供給事業の合弁会社を設立すると発表した。大阪ガスにとってはベトナム初進出となり、双日グループと大阪ガスが合弁事業を手掛けるのも今回が初めて。

合弁会社名は「双日大阪ガスエナジー」。今年8月に設立予定で、投資額や出資額は非公開。出資比率は、双日グループが51%(うち、双日が26%、双日ベトナムが25%)、大阪ガスの子会社で、東南アジア事業を担う大阪ガスシンガポールが49%となる。代表には双日原子力・エネルギー事業部の青山芳朗氏が就任する。

新設する合弁会社は、同省フーミー3特別工業団地向けの天然ガス供給事業を皮切りに、その他の工業団地や大口需要家向けに広く展開する計画。大阪ガスの広報担当者によれば、短期目標としては2020年ごろをめどに工業団地内の5社に天然ガスを供給し、40億~50億円の売り上げを見込む。その後、30年までに事業を拡大し、売上高150億円を目指す。

将来的にはこのほか、設備導入や運営を含めたエネルギーサービス(顧客先に設備を設置し、エネルギーを供給するサービス)の実施も検討している。双日グループがすでにフーミー3で手掛けているガス一括供給施設は、合弁会社に引き継がれるという。フーミー3内ではパイプラインで供給を行い、その他の産業用顧客には圧縮天然ガスのローリー供給を実施する。

■大阪ガスが初進出

双日は、1990年代後半にベトナム国外の液化石油ガス(LPG)の輸入販売を開始し、2007年に産業用LPGの国内販売事業、14年に同社が出資・運営する南部ドンナイ省のロンドゥック工業団地で天然ガスの供給事業を開始するなど同国での豊富な実績を持ち合わせる。

一方、大阪ガスのベトナム展開は今回が初めて。シンガポール、タイ、インドネシアに続く東南アジア事業の4カ国目で、海外での天然ガス供給事業への参画については、シンガポールとタイに続く3カ国目となった。大阪ガスの100%子会社で13年にシンガポールに設立した大阪ガスシンガポール傘下で進出を果たす。

同社が掲げる30年までの中長期の経営計画で海外におけるエネルギー事業を全体の3分の1に引き上げることを目指しており、東南アジアを重点活動地域と位置付け、進出の機会を狙ってきた。このほど、大阪ガスが持つ天然ガスや省エネに関する知見が評価され、合弁会社設立に至ったという。

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