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【ミャンマー】エネ省が100万kW調達、来年の乾期見据え[公益](2019/07/04)

ミャンマー電力・エネルギー省傘下の電力発電公社(EPGE)はこのほど、電力需給のひっ迫が見込まれる来年の乾期以降を見据え、約104万キロワット(kW)を調達する入札を公示した。

既存の発電所5カ所で、発電量を拡大するため独立発電事業者(IPP)を募る。契約期間は5年。応札書類の提出は、今月29日まで受け付ける。対象となる発電所は、ガス火力発電が2カ所と液化天然ガス(LNG)発電が3カ所で、いずれも全国送電網(ナショナルグリッド)に近い。

新たに追加する出力は、ガス火力発電所が、中部マグウェー管区キュンチャウンで2万kW、最大都市を管轄するヤンゴン管区のアロンで12万kW。LNG発電所は、西部ラカイン州チャウピューで15万kW、ヤンゴン管区タンリンで35万kW、ヤンゴンのタケタで40万kW。

ミャンマー・タイムズ(電子版)によれば、エネルギー省のイェ・トゥン・ゾー氏は、「1日からの電気料金引き上げにより、2020年の夏季の停電を減らすための取り組みを強化できる。まずはIPPからの買電の拡大で対応する」と語った。

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