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【インドネシア】首都LRT第2期、13キロを南北に延伸へ[運輸](2019/06/12)

インドネシアの首都ジャカルタの軽量軌道交通(LRT)の建設工事を請け負う州営建設会社ジャカルタ・プロパティンド(ジャクプロ)は11日、第2期工事で南北に合計で約13キロメートルを延伸すると明らかにした。13駅を増設し、第1期工事で完成した6駅と合わせて19駅の路線とする計画だ。

ジャカルタLRTの第1期は、北ジャカルタ・クラパガディン地域のプガンサアンドゥア駅・車両基地から東ジャカルタのベロドローム駅まで5.8キロメートルを結ぶ。ウェブサイトで公募した一般客を乗せて試験運行を11日に開始した。

ジャクプロのイワン・タクウィンLRTプロジェクト担当部長はNNAに対し、北端プガンサアンドゥア駅と北ジャカルタに建設が計画される「ジャカルタ・インターナショナル・スタジアム(別名BMWスタジアム)」を結ぶ区間と、南端のベロドローム駅から南ジャカルタ・マンガライ地区までを結ぶ区間を、それぞれ延伸すると明らかにした。北に延びる区間には7駅、南の区間には6駅が設置される。

現在は、事業化調査と基本設計を作成しており、9月の終了を目指しているという。

イワン部長はさらに、プガンサアンドゥア駅に接続する形で、商業施設とアパートを建設する計画があることにも言及した。具体的な規模は明らかにしていないが、ジャクプロは建設事業に参入することを検討しているという。

「プガンサアンドゥア駅に直結するアパートは、低所得層向けの物件として開発が計画されている」と話すLRTジャカルタのアラン社長=11日、ジャカルタ(NNA撮影)

「プガンサアンドゥア駅に直結するアパートは、低所得層向けの物件として開発が計画されている」と話すLRTジャカルタのアラン社長=11日、ジャカルタ(NNA撮影)

プガンサアンドゥア駅南隣の北ブールバール駅前には、既に大型商業施設「モール・クラパガディン」が営業している。

ジャクプロ子会社LRTジャカルタのアラン・タンディオノ社長によると、ジャカルタ特別州の所有地に建設するアパートは、低所得者層向けに開発されるという。

北ブールバール駅(右)は、商業施設「モール・クラパガディン」(左)とは直結しておらず、駅の階段を下りて数百メートル迂回(うかい)しなければならない=11日、ジャカルタ(NNA撮影)

北ブールバール駅(右)は、商業施設「モール・クラパガディン」(左)とは直結しておらず、駅の階段を下りて数百メートル迂回(うかい)しなければならない=11日、ジャカルタ(NNA撮影)

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